
ソロキャンプ・ツーリングを楽しもう!
撮影/阿部昌也 取材・文/佐藤旅宇
四季折々の風景も目に楽しいエリア
いまだ収まる気配のないキャンプブーム。いまや春夏はもちろん、気温の低い秋冬であってもキャンプ場は多くのキャンパーたちで賑わっている。
そこで今回は、これからの時期のキャンプツーリングの楽しみ方をご提案しよう。
もともとオートバイツーリングとキャンプはとても相性が良い。
オートバイなら都市部から離れたキャンプ場までスピーディーにアクセスできるうえ、利用料金が車よりも圧倒的に安い。また、近年は「ソロキャン」、つまり一人(ソロ)で行うキャンプが人気ということもあり、オートバイツーリングでも使いやすい軽量でコンパクト、しかもリーズナブルなギアが続々と登場している。

今回のキャンプツーリングで使ったキャンプギアがこちら。テントにシュラフ、ロールマット、エアピロー、チェア、テーブル、焚き火台、バーナー、コッヘル、サーモマグ、ガスランタン、LEDランタン等。これだけあれば、かなり快適なキャンプが楽しめる。テントとシュラフを山岳用のものにすればさらにコンパクト化することが可能だ。
寒い時期にキャンプツーリングなんて、と思う人もいるかも知れないが、現在はこうしたギアの進化によって秋冬のキャンプツーリングのハードルはかなり低くなっているといえる。ただ、寝るときの防寒対策だけはしっかりとしておきたい。冬用のシュラフを用意できれば文句ないが、いかんせん高価だ。真冬でなければ、3シーズン用のシュラフでもフリース製のインナーシュラフやカイロを併用するなどの工夫で対策も可能だ。

野外で淹れるドリップコーヒーの美味しさは格別。寒い季節ならなおさらだ。コンパクトに収納できるユニフレームのドリッパーを使用したが、キャンプブームのおかげで最近は100円ショップでも同様の機能をもった製品が購入できる。いい時代だ。
一方で、オートバイは車と比べて持ち運べるギアに限りがあるため、必然的に取捨選択を迫られる。オートキャンプにはない、良い意味での「不便さ」があるのだ。それ故、オートバイキャンプには個々の「スタイル」が表れやすいともいえる。キャンパーとしてのスキルや持っていくギアによって設営スタイルは千差万別なのだ。
いずれにしても、せっかく機動力に優れたオートバイで出かけるのなら、走る楽しみをスポイルしないよう荷物はなるべくシェイプアップしたいところ。荷物が少なければパッキングや積載も短時間で行え、時間を有効に使うことにもつながる。
寒い時期のキャンプの醍醐味といったら何といっても「焚き火」。澄んだ空気のなか、焚き火で暖をとりながらゆったりと過ごす時間は、忙しい日常では感じられない豊かさがある。
最近のソロキャンプ用の焚き火台はコンパクトに収納できるだけではなく、グリルとして調理もできたりと汎用性が高いものが多い。せっかくなら明るいうちにキャンプ場に到着できるようスケジューリングし、焚き火で湯を沸かしてドリップコーヒーを淹れたり、ちょっとしたキャンプ料理を楽しみたいところだ。

アヒージョは簡単に作れるキャンプ料理の代表格。刻んだニンニクをたっぷりのオリーブオイルで熱して香りを出し、そこにカットしたタコとマッシュルーム、プチトマト、塩を加えてグツグツと煮るだけで完成。オイルはフランスパンにつけて食べると相性抜群だ。
今回の撮影では素材をオリーブオイルとニンニクでタコやマッシュルーム、プチトマトを煮込むだけのアヒージョをメイク。5分足らずで調理でき、しかも美味しいおすすめのキャンプ料理だ。
今回のツーリングのお供は、ヤマハSR400×「BATTLAX BT-45」。バイアスタイヤでありながら、ワインディングロードにおける高いグリップ力とロングツーリングでの優れた耐久性を確保したオールラウンドに活躍するタイヤ。現在、さらに進化した新作「BATTLAX BT46」が発売されているので是非チェックしていただきたい。
Profile
Spot Information

住所 | 山梨県南都留郡道志村10701 |
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電話番号 | 080-4444-2440(09:00〜18:00) |
定休日 | 年中無休 ※ただし、通水期間は4月中旬〜11月中旬 |
Tire Information

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商品詳細