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Nov 9, 2018

プロゴルファー バイクライダーのアクティブライフを支える、こだわりの『道具』たち

撮影/阿部昌也 取材・文/齋藤春子

 

5歳からゴルフを始め、10代の頃から全国大会に出場。1999年から国内・アジアツアーに参戦し、現在は、ブリヂストンスポーツ本社勤務でひとり一人に合った科学的なレッスン開発などの業務に従事している、プロゴルファーの山形嘉彦さん。購入から6年目となる愛車、ハーレーダビッドソン FLTRX103ロードグライドカスタムは、ロングライドに適した「ツーリングファミリー」モデルだが、190cmと長身で長い手足を持つ山形さんは、デュアルヘッドライトが特徴の大柄な車体を軽々と乗りこなしている。

「このハーレーが初めて所有したバイクです。小学2年生の時にレースを観てからバイクに憧れていたので、スポーツモデルに乗りたかったんですよ。でも、ほとんどのバイクが自分には小さくて(笑)。サーキットを走りたい気持ちもあって、スーパースポーツにも試乗してみたら、車体がコンパクトすぎて脚がうっ血しちゃうんです(苦笑)。ハーレーの中でも、最初はブレークアウトがカッコいいなと思っていたのに、周りに『お前の身体の方がバイクより大きい』と止められました。で、いろいろ見て歩いてるうちに、最後にたどりついたのが、このFLTRX103だったんです」

それまでゴルフ一辺倒だった山形さんが、バイクに乗ることを決意したきっかけは、2011年の東日本大震災を経験したことだった。2歳の時に、宮城県沖地震も経験しており、2度の大地震との遭遇から、「いつ何が起こるかわからない。やりたいことはやっておかなくてはダメだ」と実感したのだという。

もともと地元の仙台は、国際レーシングコースを有するスポーツランドSUGOが近く、幼い頃からTT-F1世界選手権や、スーパーバイク世界選手権を観戦していた。しかし、本格的にゴルフを始め、中学1年生でプロを志してからは、ケガを防ぐために他のスポーツには近づかないようになった。当然ながら、免許が取れる年齢になっても、バイクに乗ることは考えられなかったそうだ。

「ゴルフは家族がやっていたから始めましたが、別に身体を動かすことが好きなわけではなかったんです。目立つことが好きだったんです。決定的だったのは、中学1年生で初めてジュニア大会に出場した時に、取材を受けたこと。成績が良かったからじゃなく、デカくて目立ったから取材されただけなんですけど、ゴルフをやれば目立てると思っちゃったんですね(笑)。それからは本当にゴルフの練習ばかり。いちばん練習してた時期は、日の出から夜中の12時まで、毎日ひたすら打ち続けてました。もう球数とか数えられるレベルじゃなかった(笑)。高校を卒業してすぐに、練習場に就職したんですけど、そういう生活を2年くらい続けましたね。プロになって試合に出るようになってからも、1年365日のうち、ゴルフをやらないのは雪の日ぐらい。起きてる間はアタマの中のすべてがゴルフでした。普段の息抜きも、友達とのゴルフというくらい(笑)。友達と行くと何も気にせずに楽しめるから、仕事とは全然違うゴルフになるんです。でも結局そこでもまた、スイングがどうとか、技がどうとか始まるんですけど。でも、そういうのが楽しかったんですね」

メイン勤務先は、ブリヂストンスポーツ本社。ただ様々なサービス開発のために丸の内のブリヂストンゴルフガーデンTOKYOに来ることも多い。東京での勤務は2015年からだが、山形さんとブリヂストンの付き合いは長く、モニターとしてサポートを受け始めた28年前の中学3年生まで遡る。

「プロとは練習するもの」と語るが、そのすさまじい練習量を聞くとあらためて圧倒されてしまう。そして山形さんは、それだけの練習を支えたのは、自分にとって信頼に足る「道具」の存在だと続けた。

「ゴルフは再現性が大事だと言われてまして、納得いくまで練習するのは当然のこと。練習に近いパフォーマンスを、試合や現場でどれだけ出せるかが大切です。再現性を高めるには、同じ練習を繰り返すしかない。そして練習を飽きずに続けられるかどうかは、『道具』の良さにかかってくるんです。道具が悪いと飽きますしね(笑)。もちろん、人によってこだわりの度合いは変わると思いますが、僕はすごくこだわる方。ブリヂストンには、僕が中学3年生の時にモニターになってから、もう28年くらいお世話になっていますが、クラブでいうとヘッドの大きさ、重心の高さ、トウ側とヒール側のバランスとか、すべてにかなりこだわりがあります。ゴルフに限らず、自分の道具の好みはバランスの良いもの。工業製品でいうと、じつは飛行機が一番キレイだと思うんですよ。左右対称で、シャープな形をしていて、荷重バランスがいいところがすごく好きですね」

もちろん、そうした道具へのこだわりは愛車にも発揮されている。ロードグライドはフロントにボリュームのあるフォルムが特徴だが、全体のバランスを取るために、リアにトップケースを装備。足まわりの重心を低く見せるため、エンジンガードにはロアーフェアリングを装着している。

ロー&ロングなスタイルを強調するだけでなく、防風性や雨天時の防水性を高める効果もあるロアーフェアリング。

最近バイクキャンプに興味が出てきたそうで、トップケースの中には購入したばかりの寝袋やテントなどキャンプ道具がギッシリ。取材の数日後には富士山の麓にソロキャンプに初チャレンジする予定だと教えてくれた。

その他にも、ロードグライドを象徴する丸型2灯ヘッドライトもLEDライトにカスタマイズ。

モータースポーツとビルダーカスタムの融合による、独創的なデザインで人気のパーツ&アパレルメーカー『ローランドサンズデザイン』のエアクリーナー。

グリップも、グリップエンドの装飾が特徴的な『ローランドサンズデザイン』のものに換装している。

道具の重要性を感じたという意味では、先日、タイヤをブリヂストン BATTLECRUISE H50に履き替えた時には、走行感の違いに衝撃を受けたそうだ。

「それまで、全然タイヤのことを気にしていなかったんです。でもBATTLECRUISE H50に変えたら、まったく違う乗り物に感じるほど、乗り味が変わって驚きました。サスペンションを変えたのかと思うくらい、小回りが利くようになり、ひと回りバイクが小さくなった印象でした。しかも手に伝わってくる微妙な振動も減って、長距離を走るのがすごくラクになったんです。いまは単身赴任中で、月イチで仙台に帰るのですが、疲れないから休憩回数も減って、帰る時間がかなり短縮されたんですよ。自分がブリヂストンに勤めているので、まるで自社製品の営業に聞こえるかもしれないですけど(笑)、本当に驚くほど実感できるんです。ハーレーをはじめクルーザータイプに乗る人には、ぜひ乗り比べてみてくださいと言いたいですね」

タイヤを変えてロングツーリングが快適になって以来、バイクに乗りたいと思う頻度が格段に増えたと語る。

「走りに行く時は、なにか食べに行くでもなく、写真を撮るわけでもなく、とにかく景色のいい場所を走ることが目的。地元の仙台はツーリングルートに事欠きませんからね。一番キレイだと思うのは、三陸沿いの海沿いの道。定番ですけど、福島の磐梯吾妻スカイラインも好きです。あとは秋田県の男鹿半島は最高でした。ちょうど同じタイミングでバイクにハマった、ゴルフの後輩と一緒にツーリングに行ったんですが、まるでヨーロッパみたいな光景に圧倒されました」

バイクに乗るようになってもっとも変わったことは、自分自身にタフな冒険心が生まれたこと。そして、周囲の環境の変化に敏感になったことだ。

「バイクに乗るようになって、どれだけ風に吹かれても、雨に打たれてズブ濡れになっても、全然気にしなくなりました(笑)。そもそもバイクってすごく不便な乗り物じゃないですか。でもバカみたいに暑い中とか、ありえないほど寒い中でバイクに乗っていると、たまらなく嬉しくなることがありますね。日常から距離をおいた状況を楽しむ、タフさが身についた気がします。あれだけ風に当たり、ちょっとした気温の変化を感じられる乗り物ってほかにない。だから周囲の変化にすごく敏感になりましたし、仕事に関しても、レッスンの仕方や見方が変わったと思います。レッスンを受けてる人の空気感とか、ちょっとした動きや仕草から、より多くのことを感じ取れるようになったと思いますね」

ブリヂストンゴルフガーデンTOKYOでは、オリジナルのパーソナルゴルフレッスン『TOUR B Personal Method』展開中。科学的なアプローチでゴルフのレベルアップをサポートします。

今後、バイクで果たしたい夢は海外を走ること。それもレンタルバイクではなく、自分の愛車で走りたいのだとか。

「ゴルフクラブもそうですが、打った跡とか線傷とか、クラブに残る自分のクセが全部自分のバロメーターになる。だからたとえ同じモデルでも、自分のクラブ以外を使うのはつらくて仕方ないんです。バイクもそうで、いまのFLTRX103の仕様は、自分の愛車でしかない。もともとアメリカは住みたいと思うくらい憧れていますし、ヨーロッパをバイクで走りたい気持ちはあるけど、レンタルバイクで走っても全然おもしろくないと思います。それくらい、自分だけの道具、自分だけの特別感って大切なんです。
海外への憧れもあるので、じつはいまアドベンチャー系のBMWのR1200GSに買い換えようかと思っているんです。ただ、仙台に帰った時にはいつも、高校生の娘がタンデムで後ろに乗ってくれるんです。その娘が『ハーレーの方がいい』と言うんですよ。そう言われると、心が揺れてしまいます。やはり娘の意見は、自分の好みより大きいですからね(笑)」

Profile

山形嘉彦Yoshihiko Yamagata

仙台市出身 43歳
ブリヂストンスポーツ㈱ 新規ゴルフレッスン企画部 新規ゴルフレッスン開発ユニット所属 
(公社)日本プロゴルフ協会会員

本人コメント:「丸の内のゴルフガーデンTOKYOにも是非遊びに来てくださいね~。」

Spot Information

丸の内 ゴルフガーデンTOKYO
丸の内 ゴルフガーデンTOKYO
住所 東京都千代田区丸の内1丁目6番1号 丸の内センタービルディング 1階
交通 【電車の場合】
・JR「東京駅」 丸の内北口徒歩3分
・東京メトロ東西線「大手町駅」B2b出口 徒歩1分
【お車の場合】
当ビルの地下に駐車場がございます。(有料)
営業時間 ≪通常期≫(4月1日~10月31日)
平日 7:00~22:00 土日10:00~18:00
≪冬 季≫(11月1日~3月31日)
平日10:00~22:00 土日10:00~18:00
WEBサイト ゴルフガーデンTOKYO
関連リンク ブリヂストンスポーツ
ブリヂストンゴルフガーデンTOKYO紹介記事(ブリヂストンブログ)
パーソナルゴルフレッスン『TOUR B Personal Method』

Tire Information

BATTLECRUISE H50
BATTLECRUISE H50
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世界最高峰のバイクレース用タイヤの開発でも活用してきたブリヂストン独自のタイヤ開発技術を採用。これによって高い操縦安定性と耐摩耗性を追求し、Vツインクルーザー系2輪車ライダーの求めるハンドリング性能や乗りやすさ、ロングライフ、長距離ツーリングでの疲労の軽減に貢献します。

商品詳細

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