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Dec 21, 2018

こだわりのバイクライフを送る#バイク女子

撮影/阿部昌也 取材・文/齋藤春子

 

2018年8月末にInstagramのバイク用アカウントをスタートさせ、またたく間に1万人を超えるフォロワーを集める人気インスタグラマーとなったRurikoさん。愛車の2009年式トライアンフ・デイトナ675とのフォトジェニックな写真の数々は、国内外のバイク女子から熱い支持を集め、連日たくさんの「いいね!」とメッセージが寄せられている。
しなやかな手足が映える抜群のスタイルと、華やかな顔立ちから、いかにもモデル然とした雰囲気に見えるRurikoさんだが、撮影現場に現れた本人は、とても礼儀正しく、少しシャイな女性だった。

「もともと完全プライベート用の、リアルな友達ばかりが見るインスタで、ちょこちょことバイクの写真をあげていたんです。でも、バイクに興味のない人が見る場所に、バイクの写真ばかりあげるのもどうかな、と思っていて。その頃一度、あじさいの季節にあじさいとバイクの自撮り写真をあげたら、すごい反響があったんですね。それでバイク用のアカウントを作っちゃおうかなと思って作ったんですが、毎日写真をあげ続けてたら、3ヵ月ちょっとでこんなこと(現在のフォロワー数は約1万3000人)になって……。びっくりしたと同時に、“#バイク女子”ってすごいなと思いました(笑)。インスタの写真は自撮りもあるけど、写真好きのバイク友達がツーリングに付いてきてくれて、撮ってくれたものが多いんです。私がモデルみたいなんてとんでもなくて、全然撮られ慣れてないし、恥ずかしいから、基本はいつも人がいないところで撮ってるんですよ(笑)」

バイク乗りの父の影響で、10代の頃から乗り物は好きだった。高校生の時に普通二輪免許を取り、スクーターに乗ったり、父の持つ250ccバイクを借りたりして楽しんではいたものの、当時はそこまでバイクにハマってはいなかったと振り返る。本格的にバイクにハマり始めたのは、現在も務める某四輪ディーラーで働くようになってからだ。

「それまでずっと無趣味だったんです。仕事して、家に帰ったらご飯作って、お風呂入って、ボーッとドラマを見て寝るだけ、みたいな。基本、引きこもりの“干物女”なんですよ(笑)。そんな生活をしていて、趣味が欲しいなと思ってる時に、会社の先輩とかに結構バイクに乗ってる人が多くて、自然といいなと思うようになりました。それで自分のバイクを買うことにして、最初はアメリカンのドラッグスターを買いました。楽しかったんですけど、コーナーを曲がる時にステップを擦っちゃうんですね。そこからフルカウルのスポーツモデルに憧れるようになって、次はニンジャ400を買ったんです。でもその時までは、まだ中型免許のままでした」

そんな彼女が、大型二輪免許取得を思い立ったキッカケこそが、デイトナ675との出会いだった。雑誌で見かけたそのスタイルにひと目惚れ。「このバイクに乗りたい!」と一念発起して、すぐに大型免許を取得したのだ。気になる車輌があれば、地元の横浜から埼玉のショップまで実車を見に行ったり、紆余曲折を経て、現在の愛車と出会うことができた。

「デイトナに乗り始めた時は、やっぱりあの前傾姿勢になかなか慣れませんでした。腕と首がすごい痛くなったし、ステップの位置も最初は合わなくて、スネがもうアザだらけになっちゃって。仕事中はスカート姿でストッキングを履かなくちゃいけないんですけど、いつもアザだらけの足で恥ずかしかったです(笑)」

Rurikoさんがデイトナを選ぶ大きな理由となったのが、精悍なセンターアップマフラースタイル。キュッと上がったリアのスタイリングをより活かすために、つい先日フェンダーレスキットに付け替えた。リアシートにはGoProを装着し、「良さそうな絵が撮れそうな時」には走行中の映像も撮る。

SSモデルの中でも、標準のバックステップ位置が高めのデイトナ675。乗り始めた当初は慣れなかったそうだが、後に純正オプションパーツのアローバックステップに換装して好みの位置に調整。ヒールガードがカーボンで、見た目の高級感が増したところも気に入っている。

「白と青が好きな色」と語るRurikoさんにとって、愛車のホワイトボディとブルーフレームのカラーリングは完璧な配色だった。シフトレバー&ブレーキレバーも青に換装して、統一感を高めている。

 

デイトナと出会ってから約2年半。バイクにハマったことで広がり始めた行動範囲と交友関係が、インスタグラムを通じてさらに加速度的に拡大している。

「根が人見知りなので、インスタでも勝手にフォローとかはするけど、自分からはコメントを送れないし、ツーリング先でも、バイクに乗る人が集まる場所は恥ずかしくて、すぐどこか影に隠れるんですよ(笑)。だから、ツーリング先でバイク乗りの方と知り合うこともすごく少なくて……。その中でも、ありがたいことに話しかけてくださる方がいて、ツーリングクラブに入れてもらったり、この間はインスタで知り合った方たちとつながって、夜ツーリングに出かけたりしました」

少し残念なことは、仕事が平日休みなために大抵のライダーと予定が合わず、せっかく知り合ってもなかなか一緒にツーリングに行けないこと。もっぱら一人で走ることが多くなるが、お気に入りのツーリングコースはいくつかあるという。

「ひとりで走る時の鉄板コースは、宮ヶ瀬と道志。ちょっと気合を入れる時は奥多摩に行きます。奥多摩周遊道路のワインディングの感じが、私の走りのリズムにすごい合ってて気持ちいいんです。今までで一番の遠出は、デイトナに乗り始めて間もない夏に行った、福島の一泊ツーリングかな? 会津磐梯スカイラインとか定番のルートを走ったんですけど、もうびっくりするくらいの雨だったんです(笑)。友達と宿を取っちゃったから行こうってムリをしたんですけど、本当に雨でぐちゃぐちゃになって、最終的にはそれも面白かったねって、いい思い出になりました(笑)。これから行ってみたいのは、一番は愛知方面。インスタを眺めてて『いいな』と思う場所が、だいたい愛知県なんですよ。滋賀のメタセコイア並木にも行ってみたいし、関西方面はまだ全然知らないので、これからいろいろと行ってみたいです」

最近はサーキット走行にもチャレンジを始め、10月には筑波サーキットのコース2000で開催された、ブリヂストン主催の中級者・上級者向けサーキット走行イベント「BATTLAX PRO SHOP走行会 2018」にも参加している。

「同じツーリングクラブの人に誘ってもらって参加したんですけど、この日初めて大きなサーキットを走ったので、最初は慣れなくて。しかも3本ある走行時間のうち、2本目は小雨がぱらついてて、タイヤも新品だったからビビってしまったんですよ。3本目の走行でやっと自分のペースで走れて楽しめたんですが、自分的には不完全燃焼で悔しかったので、またサーキットに走りに行きたいです。お休みの都合もあるし、家からサーキットは遠いので、気合を入れないとなかなか行けないですけど、もっと上手くなりたいなって最近すごく思います」

現在、デイトナに履かせているタイヤもブリヂストン。すでに2度のタイヤ交換を済ませたほど、BATTLAX HYPERSPORT S21がお気に入りだ。

「ある時走ってたらパンクしちゃって、急いでバイク屋さんに入ったんですけど、正直、タイヤのことはさっぱりわからなかったんです(笑)。なので、バイク仲間の先輩に電話して『どのタイヤがいいと思います?』って聞いたら、『S21がいいよ』って教えてくれたんですね。換えた瞬間、タイヤのことは全然わからない素人の私でも、『あ、すごい路面にタイヤが食いつくな』って体感できたし、こんなにタイヤによって違うんだ!って感動しました。それからずっと、S21を履いてます」

取り回しを含めた扱いやすさ、乗りやすさで、今はデイトナ以外の愛車は考えられないというRurikoさん。ただ、もし乗り換えるとしても、またスーパースポーツモデルに乗りたいと語る。

「もしも乗り換えるなら、BMWのS1000RRとかカッコいいなと思います。やっぱり、スーパースポーツのシュッとした見た目が好きなんです。デイトナに乗るようになって一番変わったことは、一人でどこにでも行けるようになったこと。昔は、休みの日は一日中ふとんの中にいる、寝るのが趣味の人間だったのに(笑)、今は休日はほぼ100%バイクで出かけるようになりました。特にインスタをやるようになってからは、知り合いも増えたし、こうした取材にお声がけをいただいたりとか、本当に世界が変わったと思います。バイクに乗ると、いままで知らなかった道とか風景を、ひとりでも気軽に楽しめるようになる。そういうバイクとの素敵な写真をどんどん拡散していきながら、これからも“バイク女子”とつながっていけたら嬉しいです」

私の影響でバイクに乗り始める人なんているかわからないですけれど、と謙遜していたRurikoさん。しかしこれまで何人ものバイク女子から、「どうすればバイクに乗れますか?」とDMで質問を受けたり、「私もバイクを買いました」という報告を受けたりしているそうだ。インスタグラムを通じて、自分らしくバイクを楽しむ“バイク女子”のムーブメントは、今後ますます盛り上がっていくに違いない。

バイクに乗る時は身軽でいたいので、日帰りツーリングの荷物は、デグナーのホルスターバッグに入る分量だけを持ち歩く。

バイクに乗る時の必需品ビューティーアイテム2点。走行中にどうしても絡んでしまう髪をいたわるヘアブラシ、タングルティーザーのコンパクトスタイラーと、「ツーリングの前の晩に使うのが絶対オススメ!」とその効果に太鼓判を押していた落ちにくさ抜群のアイブロウカラー、フジコの眉ティント。

今はまだグリップヒーターを装着していないので、冬場の走行にはRSタイチの電熱グローブが必需品。

Profile

Ruriko

ツーリングはもっぱら一人で走ることが多いと語るRurikoさん。自撮りをする時のカメラはSONYのα5100を愛用中。ブルートゥースを通じて、スマートフォンで画像を確認しながらリモコン撮影ができる「ワンタッチリモート」機能が特に便利だとか。撮影時のこだわりは「まずデイトナが格好良く見えること」で、斜め後ろからのアングルが特にお気に入り。

Tire Information

BATTLAX HYPERSPORT S21
BATTLAX HYPERSPORT S21
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多くのライダーたちに支持されてきたS20EVO がさらに進化。 優れた軽快性による扱いやすさと、コーナリング時の接地感はS20EVOを凌駕する。 リアタイヤはブリヂストンの独自技術ULTIMAT EYE™を活用して開発し、 専用コンパウンドを採用することでトラクションをアップ、摩耗ライフの向上にも成功。 マシン性能をさらに引き出し、操る喜びを追求した真のプレミアムスポーツラジアル。

商品詳細

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